不思議で怖い話

不思議で怖い話

本文の文字サイズ

温泉街の心霊スポット

2024/02/26

実際にあった話しだけど、東北地方で自分が大学生してたとき、夏休みに友人と二人で暇潰しも兼ねて心霊スポットに行こうって話しになった。

目当ての心霊スポットは携帯で調べ二人で決めた。
自分が住んでいた大学付近のアパートから車で50分程で着く温泉街にあり、すぐに行けそうだし、何より暴走族や不良のたまり場になってる方が怖かったからだった。

市内から車を走らせ温泉街まで着くと、こんなところに廃墟があるのかと思うほど普通の温泉街だった。
目当ての廃墟は茂みに隠れていたため見付けるのに苦労した。
車はその廃墟の隣に立っていた旅館の駐車場に勝手に止めた。

いざ廃墟を前にすると入りたくない気がしてならなかった。
しかし、友人がずかすがと廃墟に入っていくため仕方なしに付いて行くことにした。
廃墟の窓は割れて様々な人が出入りして落書きなどがされていた。

一階部分はカウンターやら談話室などがあり、ゴミが散乱していた。
散策しているうちに館内案内を見付けたので見てみると、客室は2階と3階にあるようなので、一階の散策切り上げ二階に向かうことにした。
二階には長い廊下があり壁を背に左手に客室の扉があった。

もちろん客室を一つづつ開け中を散策した。
布団やらポットなどが和室に転がっていてどの部屋も大差なかった為、徐々に飽き初めていた。

六つ目の客室を開けようとした時、扉が他より重たかった。
体重をかけながら押し開け隙間から扉の前に布団がやたらと置いてあったため扉が重かったようだった。
しかし扉の隙間から客室を見渡すと妙に盛り上がっている布団があり気になった。

扉が開き、友人とどちらがあの布団をどかすか話をして、結局私が布団をどかすことになった。

布団を直に触りたくなかったので、周りになにか棒でもないかと探したが友人が急かすため、しょうがなく足の先で布団を捲ると、手があった。
腰を抜かし二人で部屋を飛び出した。

そして、落ち着いてもう一度見に行こう消えてるかも、ということになりもう一度その部屋に、今度は友人が布団を捲ると人が布団で死んでいるのが分かった。友人と話し合い、警察に通報することになった。

その後、事情聴取やらでお説教を受けた。
この件は新聞にも載り、その死体は自殺ということが分かった。

にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

よろしければ応援お願いシマス

怖いコミック

  • 東京喰種トーキョーグール
  • 【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】‘聞きたいんだ、お前の物語を。’熾烈を極める、〔CCG〕による、20区「隻眼の梟討伐戦」。「あんていく」へ急ぐカネキの前に、...
  • たちよみ

怖い映画作品

  • 劇場版 屍囚獄 起ノ篇
  • 室井まさねの人気コミックを映画化したエロティックホラーの「起ノ篇」。ゼミ合宿で山奥の寒村を訪れた教授と助手、そして美琴ら4人の女子大生。彼女たちは村人から熱烈な歓迎を受けるが...
  • 2017年 / 片山萌美 立花あんな 和合真一 なごみ

怖い作品

怖いキーワード