不思議で怖い話

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告知物件に住んだことがある

2019/06/06

もう一つ、今度は俺自身の体験談いいかな。
20年ぐらい前、激安の
『告知物件(※嫌悪すべき歴史的事実の告知義務がある物件)』
に住んだことがあんの。
一人暮らしのお婆さんが孤独死したアパートなんだけど。
平和な老衰だし、90歳過ぎの大往生で
「化けて出ることもねえだろう」
って不動産屋と笑ってたんだけど。
ギブアップして、2か月で部屋を出た。
ウジと湿気が異様に凄いんだ。
床に置いた皮のバックや雑誌にはすぐ青カビ。
食べ物が腐るのも早くて、
クジラのジャーキーなんか3日でウジだらけになる。
不動産屋に鍵を返しに行ったら、親父のヤツ
「やっぱ、人間を食ったウジは威勢がいいのかね」
って笑いやがった。
聞いたら、お婆さんの遺体が発見されたのは死後1カ月後。
周囲が死臭に気づく時期って、
人間の『腐りの盛り』なんだってね。
畳替えの時には、布団を敷いてた下部分の床にまで
油染みべったりだったって言ってた。
俺、ちょうどそのあたりにテーブルを置いて飲み食いしてたから、
なんかゾッとした。

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