不思議で怖い話

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取り壊し予定の家

2019/06/05

○本引越しセンターでバイトしてるんだけど、
取り壊し予定の家から家具を運び出しているときに、
客(家の住人で70代近い爺さん)が
「この壁がなければ家具の出し入れもしやすいでしょう」
と、大工道具を持ってきて
ノコギリやらカナヅチで土壁を壊し始めたんだが、
壊した土壁が崩れ落ちた時、
壁の中に大量の御札が詰まってるのが見えた。
梵語らしきもの(漢字じゃなかった)が
びっしりと書かれたA5サイズくらいの和紙が、
見えるだけでも数十枚・・・
それに驚いた爺さんが血相変えて
家の中をひっくり返し始めると、
梵語みたいな文字の札が
家(木造平屋建て)の見えない場所から出るわ出るわ・・・
畳の裏、天井裏、縁側の床板の裏、壁の中、
一枚一枚全て手書きで、
全て微妙に違う文字が書いてあった。
奇妙なのは、一昨年に工事したと言う
真新しい玄関前の側溝のコンクリ蓋の裏にも貼ってあった!
さらに、札には明らかに古いものと
そうでないものが混ざっていたし、
「x年前に見た時はこんな物は貼ってなかったんだけどねぇ・・・」
と爺さんが首をかしげるような場所にもいくつか見つかった。
家自体は20年位前に空家だったのを
そのまま買い取ったらしいから、
前の住人の情報は皆無・・・
とどめは、引越し先の新築の平屋建てに、
俺たちのトラックが到着する直前に雷が直撃!
(避雷針で地面に逃がしたけど)
あの家(土地?)にまつわる
『何か』を封じている何者かが、
家を手放した後も住人に気付かれないよう
アフターケアをしていたのでは?
あの落雷で、新しい家に
その『何か』も引っ越したのか?
自分の想像力ではこの程度の結論が限界でした。
とにかく不気味な経験でした。

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