不思議で怖い話

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病院の喫煙スペース

2019/05/21

入院してた時の話。
俺、喫煙者なんだよな。
でさ、その病院は喫煙スペースが地下にあって、
ガラスで仕切られていてエレベーターホールが一望出来るところ。
んで深夜、一服したくなり、そこへ行ったら先客がいた。
いつも顔を合わす人でさ、いつものように雑談してた。
ほしたら、エレベーターが下りてきた。
さっきまではその人が入院している階に停止してたんだよね。
(なぜかそれだけははっきりと覚えていた)
エレベーターがうちらのいる階へ降りてきた。
扉はまだ開いてない。
「ねぇ、このエレベーター、誰もいなかったら怖いねぇ」
と話しかける。
「そうですなぁ、イヤですなぁ・・・」
って返事。
扉が開いた。
よかった、人間だ。
と思って見てたら、
医師と看護婦と家族らしき人とストレッチャーが。
ストレッチャーを見ると
顔に白い布がかけられてて、
あぁ、亡くなったんだな・・・
と思って家族らしき人を見ると、
「????」
ってなった。
だって、その家族、
俺の向かいでたばこ吸ってる人の家族だもの・・・
その人の病室へ遊びに行った時、
いたから顔は覚えてたんで。
頭が???の俺はその人に、
ねぇ、君の他に身内さんが入院してたの?
と言おうと視線を変えたら、いないんだよね・・・
「え?」
と思った俺はあたりをよく見る。
その人はいない。
もしや・・・と思ってたばこを灰皿に入れ、
家族らしき人へ駆け寄る。
「あの・・・●●さんですよね?」
「あ、あなたは・・・そ、そうなんです。
ついさっき亡くなりました・・・・」
こういう事があって、
それ以来、俺は霊魂の存在を信じるようになった。

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