不思議で怖い話

不思議で怖い話

本文の文字サイズ

左手の感覚

2018/11/07

小学6年生の頃の話です。
運動会のため、
体育の授業はほとんど
運動会の競技・演目の練習に
充てられていました。
その日の体育の授業は
「組体操の練習」。
ピラミッドや扇をつくる、
定番のものです。
そんなに難しいものではありませんでしたが、
私は途中で失敗し、
転落した際に左手首に全体重をかけてしまったらしく、
手首を傷めてしまいました。
幸い骨折・ねんざもなく、
痛むだけだったので、
その日はシップを張って寝ました。
翌朝。
目覚ましの鳴る前に、
私は目を覚ましました。
ぼんやりする意識のなかで身じろぎすると、
体の感覚もすぐに目覚め
自分がお腹の上に左手、左手に重ねるように
右手を置いているのが分かりましたが
左手の感覚がありません。
右手を動かし左手を触って、
「ああ左手がある、感覚がないみたいだ」
と分かるのです。
昨日の怪我のせいかなぁと思い、
左手を動かそうと力をいれると・・・
パッと左手の感覚が戻り、動かせました。
でもその左手は、
自分の顔の横にあったんです。
じゃあ、右手の下にあるこの手はなに??
パッと右手を持ち上げ、
それまで触れていた手から離した瞬間、
ベッドの横を石膏のような真っ白な顔(顔だけ)が
サァッと抜けていきました。
しばらくはパニックと恐怖で声が出ませんでした。
夢だったんだと信じようとしていますが、
10年以上たった今でも忘れられません。

にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

よろしければ応援お願いシマス

怖いコミック

  • 変な家
  • 「そして儀式が始まる一年前、あの計画を実行に移したのです」柚希の母・喜江は’家’の過去を語りだした。いまだ片淵家の子孫を縛り続ける、呪われた「左手供養」――。愛する綾乃を救うため...
  • たちよみ

怖い映画作品

  • 学校の怪談 (ブルーレイディスク)
  • ----年 / 野村宏伸 杉山亜矢子 佐藤正宏 笹野高史 余貴美子 遠山真澄

怖い作品

怖いキーワード