スピリチュアル追及の旅
2018/10/08
これは、私が23歳頃からのお話です。
私がちょうど23歳になる頃、母が、重い病気を患いました。
そして、その時、死ぬかもしれないという強い恐怖心にかられた母は、急いでキリスト教の洗礼を受けたほどでした。
それくらい、当時の母の病気は重いもので、母自身が魂の救いを求めていたのです。
今はその病気を克服し、母は元気に過ごしていますが、当時の母は、死ぬ方の確率が高く、それで遺言も書いたほどでした。
辛すぎる現実をつきつけられた私は、悲しい事実を受け入れるのがとても難しく、母は、死後も存在するのかどうか?という疑問を抱えるようになりました。
そして、そこから私のスピリチュアル追及の旅が正確に始まったのです。
まず、私は実在する霊能者の活躍譚を漫画で描いた作品を片っ端から読みあさりました。
それから、霊魂やあの世の事について書いてある書籍も沢山読んでみました。
そうして、母が丸ごといなくなってしまう、という悲しい心の隙間を必死になって埋めようとしていたのです。
そうして、魂に関する事を深く追求してゆくと、突如、私の体に異変が生じたのです。
霊能者の活躍譚を漫画にしたものやスピリチュアルな書籍を読み進めるうちに、私の体の中に「何か」が入ってきて、そのよくわからない存在が、私の口を使って訴えかけてくるようになってしまったのです。
その「何か」は、ほとんどの場合、「助けてほしい!」というような事を言っておりました。
霊魂について色々と学んでいた私は、これが霊魂というものなのか?と、私の口や体を使って訴えかけてくるものたちの存在を感じ取っていたのですが、当時の私は、そうした霊魂に体に勝手に入ってこられるだけで、自分自身で霊魂を拒否したり、等の制御が全くできずにおりました。
その結果として、霊魂に、体に入られるままになっていました。
そして、そのような体質は、私だけではないと知ったのは、テレビの四角い画面の中からなのでした。
その心霊特集の番組には、「主婦霊能者」と名乗る女性が出ておりました。
そして、女性は、霊魂を自らの体に憑依させ、自分の口、身体を使って訴えかけを聞き、それから塩などを使い、霊魂を浄霊する、というようなシーンが出てきました。
その女性のイタコ体質の様子を見た時、私は「あっ!この女の人の状態は、私と同じだ!」と強く思ったことを、今でもよく覚えております。
テレビの中のその女性は、自らのイタコ体質を生かして霊と交信し、浄霊したりすることに役立てていたようでした。
そして、その頃から、ひょっとしたら、私のこのイタコ体質は、霊的な能力の一種なのかもしれない、と思うようになっていきました。
現在の私は第3の眼で霊視鑑定も時々やるのですが、強い訴えかけのある霊魂と遭遇した時には、この自分自身のイタコ体質を生かしております。
イタコ体質を使い、霊の話、訴えかけを聞いたりする、というような事に役立てています。
イタコ体質になってしまった当時は、こんな体質で、ひっきりなしに霊に憑依され、唯物論主義の家族にも全く理解してもらえず、どうしたものかと悩んでいました。
ですが、今では霊的な鑑定をする場合に、このイタコ体質が役立つようになってきています。
このイタコ体質は、便利なものですが、まだまだ自分自身の能力を磨く必要性を強く感じておりますので、このイタコ体質と霊視以外にも、色々できるようになりたいと、私は今、タロット占いを勉強中です。
タロット占いも取り入れたら、自分の不得意とする質問にも答えられるようになり、鑑定内容に深みが出るのではないかと感じています。
私自身はまだまだ未熟です。
死者の霊の霊視、浄化はできても、現実面を視て質問に答える事が苦手です。
そちらの方も、タロット占いによりうまくできるようになれば、と思っております。