不思議で怖い話

不思議で怖い話

本文の文字サイズ

すごいスピードで

2018/06/20

ある日、深夜に高速をいわゆるそういうのが「見える」先輩に家まで送ってもらっていた。
周りに車は一台もなかった。
そして普通に先輩が運転していると先輩が
「ここってなんかでるみたいだね」
「え?でるって・・・幽霊ってやつですか?」
「なんかそういう話を聞いたんだけどね・・・あ・・・こういう話はやめようか・・・。」
「ん・・・なんでですか?俺が怖がるとか思ってるんですか?俺、大人ですよ?」
「いやそういうことじゃないんだ・・・まあとにかくやめようよ ね?」
「はあ・・・。」
そしてそのまま沈黙が続き俺はラジオをつけた。
ラジオからはよくわからない音楽が流れていた・・俺も年かな・そんなことを考えていた時
先輩が額から汗をかきだした。
「あれ・・先輩どうしたんすか?こんな寒いのに汗なんてかい・・」
「おいS!(俺の名前)絶対に・・・前だけみてろ!絶対に横を見るなよ!つかまれ!」
そういって先輩はアクセルを思いっきりふんだ。
俺はわけもわからなかった。
一体どうしたんだろう・・・
しかし先輩の額の汗を見ると何も聞けなかった。
そのとき先輩が
「きたきたきたきたきたぁぁああああああ!!!」
と叫んだのだ。
俺はなにがおこっているのかわけもわからずただ先輩の教えどおり前だけ見てなんなんだよおおおと心の中で叫んだ。
そして車は何分もその速度で走りコンビニで止まった。
そして俺は先輩に
「一体なにがあったっていうんですか?もうあんなスピードだしたら危ないっすよ」
と言った。
すると先輩はこんなことを話した。
「お前がラジオをつけただろ。そしたらなんていうか嫌な感じがしたんだ・・・それでバックミラーをみたんだよ。そしたら・・・顔のでかいバアさんが笑いながらすごいスピードでこっちへ飛んできてたんだよ・・。」
俺は先輩が元々そういうものが見える人だと知っていたので唖然とした。
そして先輩がこう言った。
「お前がもしラジオをつけてくれてなかったら・・・。」

にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

よろしければ応援お願いシマス

怖いコミック

  • 種落とし村〜掟は強制ハーレム〜
  • 女しかいない村に、男は俺1人だけ――大学生の佑太は恋人の千緒とドライブデートをしていたが、道に迷ってしまい‘カミカクシ峠’という集落で1泊することに。困っていた佑太たちは旅館を営...
  • たちよみ

怖い映画作品

  • 怪奇蒐集者 安曇潤平
  • 「怪談」の原点に徹底的にこだわった実話怪談トークシリーズ第3弾「安曇潤平」編。この世の怪異を追い求め、それを紙面に残すことを生業とする怪談作家・安曇潤平。迷い込んだ日本家屋で...
  • 2014年 / 安曇潤平 蜃気楼龍玉

怖い作品

怖いキーワード