不思議で怖い話

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雨降りの夕方に学校から家に帰ってきた

2019/08/05

俺が高校の頃、雨降りの夕方。
俺は学校から家に帰ってきた。
そしたら母がばたばたと仕度してた。
「あんた何やってたのっ叔父さんが亡くなったのよ。早くしなさい」という。
え?どこの叔父さんだと思いながら、とりあえず用意しようとしたら電話が鳴った。
とりあえず母は忙しくしてたので俺が電話とった。
『もしもしっ俺だ。落ち着いて聞けっいいか』かなり切羽詰った口ぶりで相手はいきなり喋りだした。
あれ・・・誰だろう。
叔父さんが亡くなった事を知らせるには変だし、なんか聞いたことある声・・・『死んだのは母ちゃんだ。絶対に振り向くな。そのままじっとしてろ』ああ・・・兄だ。
去年バイク事故で亡くなった兄の声だったんだ。
少し体を動かしてみようとは思ったけど、硬直して体は動かない。
どうなってるんだ?さっきまで母がバタバタ忙しくしてたのに、今、背後は静まり返ってまったく音がない。
「なにやってるの・・・早く死になさい」突然、耳元で母の声が聞こえ、そこで記憶が途切れる。
しばらくして、仕事から帰ってきた母に起こされた。
受話器を持ったまま倒れこむように寝てる俺を見て、母は心臓が止まるかと思うほど驚いたらしい。
玄関の電話のところで、俺は受話器を持ったまま寝ていた。
そこからは、俺と母の話がかみ合わない。
母に死んだ叔父さんのことを聞いたら、そんな話はしらないと言う。
今までどこにいたのかと聞いたら、今仕事から帰ってきたところで昼間家にはいなかったと言う。
そういえば、さっきは家の中もおかしかった。
母が忙しそうにしてたので聞かなかったけど、リビングの真ん中に、長髪の髪の毛のようなものが山盛り散乱してた。
あれはいったい何だったんだろう、あの母はいったい誰だったんだろう、と今は思う。

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