不思議で怖い話

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祖父さんとよく物探しをしていた

2019/07/24

俺は昔、かなり古い家に住んでいた。
まぁ13歳ぐらいで、祖父さんとよく物探しをしていたのは今も覚えてる。
それで7月の夏休み初日、友人8人ほど俺の家に遊びに来た。
それはバラエティ豊かで、黒人とか天然パーマとか霊感が強いやつとか、いっぱい集まったわけだ。
理由は、俺の家は東から西にかけて広がっていて、一番東の部屋が物置になっている。
それで祖父さんに頼んで、物置を開けてもらったわけだ。
「なんかないかな」とみんなで漁っていたら、黒人のボブが物置の一番奥から出てきて、「なにこれwwなんか鍵が出てきたw」と言って、みんな騒いだ。
これなんの鍵だと祖父さんに聞いたら、分からんと言ったので、どっかに扉がないな皆で探したわけだ。
それで3時間ほど経って、天然パーマのやすし(仮名)が仏壇が置いてある和室で、さびた鉄格子?みたいな扉を見つけたんだ。
しかもここは一階で、しかも階段が奥に続いていたんだな。
祖父さんもこんなところ初めて知ったらしくて、これからどうするか考えていたんだ。
そして、仲良し8人と祖父さん1人、みんな好奇心旺盛な年頃なんでノリで行くことにした。
なんと祖父さんもやる気マンマンで、地下室で直行することになった。
中はホコリがすごいし、階段はミシミシいうし最悪だった。
それでなんとか階段を降りると、なんか畳10枚ぐらいの広さがあって、なんか日本人形が30体ぐらい置いてあったんだ。
そこで調子にのったボブが祖父さんに、「これ一個頂戴。アメリカに住んでる祖父さんに送る」と言いだして、大小30個ぐらいある日本人形をボブにくれたわけだ。
そして、曾婆さんに今日起こったことを聞いてみると、昔(60年前)終戦後の食糧危機で、曾婆さんの姉の娘が亡くなったらしい。
それで、後を追うように曾婆さんの姉も亡くなってしまって、供養するために、生前可愛がっていた日本人形を買ったわけだ。
何故30体もあったかたというと、曾婆さんの姉の年+亡くなったお子さんで決めたらしい。
何故地下室に日本人形を置いたのかは聞いていない。
ちなみにボブは今大学2年生で、祖父に送った人形は特になんともないらしい。

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