不思議で怖い話

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赤いマニキュアの女

2019/03/14

これは僕が小5の時に実際に体験した話です
当時、僕は「少年サッカー団」に入っており
他チームとの対校試合で道内のS市へ行くことになりました
ところがその日は、朝から具合が悪く、
バスの中でもずっと寝っぱなしで、
やっとS市についたところで
具合はますます悪くなりました
僕は監督にそのことを話して
先にホテルで休ませてもらうことにしました
そして早く部屋に行こうと
エレベーターに乗ろうとしましたが、
どうもそのエレベーターは嫌な感じがしました…
しかし僕の部屋はけっこう高いところにあったので
仕方なく乗ることにしました
エレベーターは自分しか乗っていない、
周りを見渡しても誰もいないはずなのに
何故か人の気配がする…
そしてしばらくして部屋の階に着き、
廊下に出てふとエレベーターを振り返ると、
扉が閉まる瞬間に人の手がみえました…
赤いマニキュアを塗った手が
エレベーターには僕しかいないと
何回も確認したはずなのに…
僕は怖くなって急いで自分の部屋へ入り、
鍵を閉めて布団をかぶって寝ました
そうしてしばらく寝ていると
突然ドアをノックする音が聞こえて目が覚めました
時計を見ると二時間ぐらい寝てました
チームのみんなはまだ練習してるはずなのに誰だろう…
ドアを叩く音はますます大きくなり
のぞき穴から覗いてみましたが
誰もいませんでした
僕はただのイタズラかと思い
また寝ようと戻った瞬間、
「ガチャガチャガチャ!!」
とドアを開けようとする音がしました
そして僕はドアの下の隙間を見た瞬間、
声を上げました
さっきエレベーターで見た赤いマニキュアを塗った手が
部屋に向かって入ってこようとしていたのです
僕はわけもわからないまま
あわててテレビを大音量でつけて耳を塞ぎました
しばらくするとドアを開けようとする音は消え、
ふと後ろの窓を振り返った瞬間、
誰もいなかったはずのベランダから
女の人が飛び降りていました
僕はそれから自分でも知らない間に寝ていたらしく
起きたらもう朝の5時でした
昨日起こったことを監督に話しても信じてもらえず
ホテルを出ようとチェックアウトするときに
ホテルの管理人に昨日のことを話すと
「またでたんだ・・・」
言いました
話によると僕が泊まった部屋は
二年前に女の人が自殺したらしいです
赤いマニキュアを塗った女の人が…

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