不思議で怖い話

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白い煙みたいなもの

2019/02/20

小さい頃、癇癪持ちだった私。
小学校入る前だったから、
4~5歳の時だったと思うが
気に入らないことがあると喚いたり大暴れしていた。
ある日母親が、私に向かって
「お前がおこりっぽいのは、
お腹の中に虫がいるからだ」
といって、おまじないをしてくれた。
母親がなんか呪文みたいなのを唱えながら、硯で墨をすって
その墨で、私の手のひらと甲にボン字みたいな模様を書いた。
「もう少ししたら虫が出てくるから」
と母親が言って部屋を出て行った。
その直後、手のひらがむずむずし始め
手の平の毛穴から、
煙みたいなものがぶわーっと出てきた。
煙というか、糸というか。
丁度、駄菓子屋に売ってた妖怪煙みたいなものが
手からわさわさ出てきて、
私は焦って大泣きしながら母親を呼んだ。
その後のことは覚えてないけど、
そのおまじないをしてから
私はあまり怒る事が無くなった。
でも時々、本当に腹に据えかねる事があったり
イラ付いたりすると
指先から白い煙みたいなものが出てくる。
その煙、最近気付いたんだけど
蛆虫を細長くしたような、
ヒャクトリ虫みたいなホントの虫に見えるんだよね…

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