不思議で怖い話

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怪しい音

2019/02/15

朝、出勤前・・・電気シェーバーが壊れた。
と言っても網の部分が割れただけだった。
仕方がないので
「帰りに部品だけ買いに行こう」
と思い、シェーバーをセカンド・バッグに入れ仕事に出かけた。
その日の御堂筋線の車内はいつもの様に混んでいた。
本町から乗り込み、流れるまま奥へと進んだ。
やがて、次の淀屋橋に着くと更に奥へと押された。
気が付くと、前左右と女性に囲まれてしまった。
すし詰め状態の中、セカンド・バッグが
前の女性の臀部と右横の女性の腰の間に挟まってしまった。
突然、電車が「ガクン」と揺れ、
その拍子に・・・ヴイ~イイン・・・。
振動と共に怪しい音が!!
「変態だー!!変態と思われる!!」
慌ててバッグを引き抜く、無常にも音は鳴ったまま。
・・・ヴイイ~イイイン・・・
周りの女性の視線が突き刺さる。
「これは髭剃り機!髭剃り機なんですよ!!」
と心の叫び。
「証明しなければ!」
と思い、バッグを開けた。
壊れたシェーバーを止めようと。
「ガガガガガガガーーーー」
物凄い音がした。
割れた網の部分のせいで。
変態の汚名は晴らせたものの、車内中の視線を浴びることに・・・。
次の日からは、出勤時間と車両を変えるようになりました。
これはオイラの中でワースト3に入る恥ずかしい体験でした。

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