不思議で怖い話

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空中移動

2019/01/05

本当の話なので、支障のない程度に道路の名前、地名だけは書きました。
東京の多摩地区の人ははわかると思いますが。
10年ぐらい前の6月か7月の始めぐらいだったと思います。
梅雨の時期で、昼ぐらいから雨が降っていました。
義父が雀荘の店長だったのでお店に遊びに行ったんです。
たぶん会社が休みだったので土曜日だったと思います。
店についてから義父と食事に行くことになり、仕事が終わるのを待って
食事に出かけました。(食事といってもファミレスなんですけど)
店を出たのは夜中の0時ごろだったと思います。
次の日は用事があったので「飲みに行こう」と誘われたのですが、断って家に帰ることにしました。
牛浜の駅を通り過ぎたころに、なんとなく
「16号から五日市街道にでて横田基地の裏の道から、東大和方面に向かって帰ろう」
と思いました。
その日降っていた雨が上がったばかりで、路面はぬれてちょっとモヤっていました。
五日市街道から、横田基地の裏の道に入り90度右に曲がるコーナをぬけるとすぐに信号機があります。
ちょうど赤だったので車をとめて青になるのを待ちました。
前妻と他愛のない話をしているうちに信号が青になったので車をゆっくり発信して左折し、
さらに横田基地の裏を行こうとアクセルを踏もうとした瞬間、
前妻が急に黙ってしまったので「なんだろうと?」とおもってアクセルから足を離し、前妻の顔を見ました。
前妻は口をパクパクしながら空中を凝視していました。
「?」と思った私は、ちょっと身を乗り出して空を見上げました。
そこには、真っ白い、全てが真っ白い女の人が横田基地の方に向かって空中を移動していました。
歩いているのではなくスーっと滑るような感じで移動していたんです。
女の人の足元は白い炎のような感じでユラユラというかヒラヒラというかそんな感じでした。
「この女がこちらに気がついたらヤバイ」と思ってアクセルを床まで踏み込んで、窓を全部閉めて逃げました。
バックミラーや、ルームミラーは怖くて見れませんでした。
あれほどハッキリと姿をみてヤバイと思ったのは後にも先にもそれだけでした。
「あの女」のせいとは言いませんが、その後前妻は自律神経失調症で精神科に通いましたよ。
たまに「見えるとか」いいだしたりして。
その後、二人ともうまく行かなくなり1年後ぐらいに離婚しました。

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