不思議で怖い話

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強引な彼氏

2018/12/24

クリスマスに私は彼氏と某遊園地に行った。
色々乗り物のったり観光したりしていた時に
ふと私はお化け屋敷を発見した。
彼氏は霊などが大の苦手。
リング、呪怨をレンタルで借りてきて一緒に見た日はいい年こいて、
「便所ついてこい」
と言うほど。
だから私は
「お化け屋敷はいろ~w」
などとからかってみた、
返事は
「勘弁してくれ・・」
と予想通りの発言。
そんなやり取りをしつつ
遊園地内のレストランでご飯を食べていた時の事だった。
突然?でもないが
気づくと彼氏の顔が真っ赤になり
眼をギラギラとさせていた、
「体調でも悪いの?」
ときくと、
「別に?(笑)」
と。
なんか変にテンションが高い彼に戸惑い始める。
口調がヤンキーっぽくなっていたのが印象深い。
食事が終わり
もう帰ろうと歩いていると彼氏が突然、
「あのお化け屋敷入ろうぜ(笑)」
「え?」
突然お化け屋敷に入ろうと言い出したのだ。
「いやもう帰ろう・・大体なんでいきなり?」
と聞くと、
「別に(笑)」
と。
こんな彼氏はみたことがない、
あの苦手なお化け屋敷に目ギラギラして笑いながら
入ろうと誘うなんてまずありえない。
怖くなった私は
今度にしようと歩き出すと
手を突然がしっと掴み
「いいから(笑)」
と、一気に恐怖感に襲われた私は
「離して!」
と言うが、
「まあまあ(笑)」
と手をぐいぐい引っ張り
暗いお化け屋敷の中へ引きずり込まれたのだ・・・
普通にお化け屋敷を歩いて
あっけなく外に出た訳なのだけど。
「もうなんなの?」
と彼氏に聞くと、
「別に(笑)」
と答えた。
「ちょっと・・・!どうしたの?」
彼氏が突然スーッと目の前で消えたのだ。
何が起こったかわからないけども、
とにかく彼氏が笑いながら消えた。
何も考えずに電話をかけてみると、
普通に彼氏が電話に出た。
「おまえどこいってたんだよ・・」
それはこっちが言いたかった。
「ジェットコースター降りて飯食いに行く途中
人ごみではぐれて探したけども
見つからないから1時間もレストランで待ってたわ・・
まあはよこい」
「は?」
今でも不思議なクリスマスであった。

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