不思議で怖い話

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古い家の解体工事

2018/10/30

解体に行った知人の話。
現地に着くと、古い家があった。
暫く人が住んでいなかったろうその家を解体し始めたが、
どうも機械の調子がおかしい。
修理業者を呼ぶ間、
作業員の一人が家の裏で古い井戸を発見。
古いのに、コンクリートで地面は固められ、
分厚い鉄蓋がされていて、紙が貼ってあった。
鉄蓋も人力では動かせない分厚さ。
いかにもな井戸に興味津々で、
近づいた数人が紙はお札にしちゃ変だと、
引っぺがしたらしい。
その日は仕事にならず解散。
翌日、仕事となったのだが、監督が来ない。
仕方ないので、代理で解体をはじめたところ、
一人が井戸方面から走って逃げてきた。
真っ青な顔で
「井戸、井戸」
と連呼する。
皆で見に行くと……
分厚い鉄の蓋は少しだけズレていた。
そして井戸の周りのコンクリートには、
小さな子供みたいな濡れた足と手の跡が。
何人かの子供が井戸から出て行った様な、そんな跡。
ちなみに、井戸は涸れていた。
もう疑いようもなく、危ないと監督に連絡をとるが、
急病で倒れたと現場に伝えられる。
午後には作業員二人も急な高熱でダウン。
翌日、神主を呼んでお祓いしてもらったそうだ。
「地鎮祭をけちったからだ」
と知人はぼやいてた。

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