不思議で怖い話

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狂ったような笑い声

2018/10/17

消防の時、図工室の隣に準備室ってのがあっていつも鍵がかかってた。
放課後友達と下らない話で盛り上がって帰りが遅くなった。
もう薄暗いしさっさと帰ろうって事になって昇降口に向かったんだけど途中にその準備室がある。
ちょうど前を通りかかった時に
「あはははは~~」
と狂ったような笑い声がした。
薄暗い校舎には自分達以外は職員室にいる先生くらい。
その職員室は2階にある。
「あははは~~、ひひひぃぃ~~」
って声がどんどん大きくなって良く見るとノブがガチャガチャ回ってる。
俺等完全にびびって準備室の反対側の壁に張り付いて動けなくなった。
友達の一人が
「せんせ~~~、そこにいるんですか~~。」
って泣きながら喚いてた。
その声があんまりでかかったのか2階の職員室まで聞こえたらしい。
2、3人の先生がとんできて
「お前達なにやってんだ!!」
って説教くらいそうになった
でも俺等の怖がり方を見て
「大丈夫だから、な。早く帰れ、お母さんに迎えに来てもらうか?」
俺等はその提案を却下して3人で寄り添うように帰ったよ。
ノイローゼ気味の先生がいたから1人で閉じこもって鬱になってたのかもしれない
あの時駆けつけた先生は準備室の中に何があるか分かっていたような気がする。
結局あの声の主は分らずじまい、オカルトも怖いが狂う寸前の人間も怖い。

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