不思議で怖い話

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○○○コーヒー狂

2018/09/12

以前○○○コーヒー(コーヒー牛乳のパック)が大好き!という事務の女が俺と同じ職場に居た。
その子は東洋大卒の、なんというか良い意味で普通な、空気の読める常識のある子で仕事の覚えも早かった。
昼はうちの職場はampmでなんか買って食うのが定番だったんだけど、その子は自分で弁当を作って、いっつもその○○○コーヒーを飲んでたんですよ。
あまいの飲むと疲れが取れる気がするからって。
そんである日。
その子と、頭が固い上に古い、なんというか自衛隊あがりの責任者と、ささいなことから喧嘩になりました。
その責任者は、しごけばそれが力になる、というのが信条なのはいいのだけど、結局のところ自分のエゴをいじめ的な方法で解消してるだけな人で、理念ばっかりで仕事を進めてくれないので、担当のその子が苦言を呈したところ、
「はむかうのか!上司に!!」
と、喧嘩になったというかされたわけです。
うちは受験予備校なんだけど、その時揉めたのは定期でやっている模擬試験の生徒さんの管理で、本来は最低でも四人でやる仕事を、その元自衛隊は、○○○コーヒーの女の子一人にやらせてて、そういう喧嘩になったんだけど、でも責任者はあくまで、その人だから、皆手伝いながらも○○○コーヒーの女の子が結局ほとんどの試験の準備をしたんですよ。
喧嘩も、もちろんその女の子が謝って、念書を書いて終了。
そんで、その模擬試験が終わって、当然というか、まあその女の子は過労とストレスで急遽辞めることになってやめました。
それで…1年経って、今年は俺が、○○○コーヒーの子がやった模擬試験の担当になりました。
責任者は同じ人だったんだけど、前例があったので、色々人にお願いしてなんとか前の女の子のようにならずに、まあ、人並みに働いて試験を終了できました。
そんで、試験後の整理をしているときに、なんとなしに、模擬試験の床が気になったんです。
うちの学校のフロアは良くあるあの、パズル式のはめ込むカーペットなんだけど本当になんとなしに、取ってみたんです。
そしたら、○○○コーヒーのパックが、一つのパネルの下に3~4個、たたんだ状態でありました。
全部とれないので、そこからパネルを四個とってみたら、各パネルの下に、やっぱり3~4個。
受験は、二階層の、十二部屋を使うので、最後の作業になるであろう部屋を予測して、そこの床パネルも取ってみました。
そしたら、ビリッビリにやぶかれたであろう○○○のパック。
しかも、血で真っ黒。
最後と思われるフロアと、もう一個のフロアの床パネルの下は、確認できる限り血とびりびりの○○○コーヒーの残骸で真っ黒。
本当気持ち悪かった。
細かいことをいうと、色々おかしなこともあったけど、たぶんその子なんじゃないかと思う。
ガクガク。

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