不思議で怖い話

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リアル貞子

2018/09/04

親父が家を建てて、東京から埼玉に引っ越したんだけど、そこの家で奇妙なことが起こるようになったんです。
俺は足音を聞くくらいだったんだけど、弟がヤバくて、風呂入ってるとき白い影が走ってきて、洗面台にぶつかって引き返してった。
とか、足音の正体まで見えるようになったんです。
その時は、
「T(弟)が目覚めたぞ」
とか言って冗談で済ませてたんですが。弟は運動部に入っていて、部活のある日は、7時ぐらいに帰るんです。その帰り道に、お墓があるんです。
で、
「お墓の前でリアル貞子見た。」
とか言い出したんです。
「看板と見間違えたんだろ?」
と聞くと、
「そうかも」
とか答えてたんで、何だって感じでしばらく気にせず過ごしてたんです。
で、東京の幼なじみの家族二組が、家見に来てくれる事になって、6人で変わりばんこにゲームやってた時、弟が自分の携帯に、留守番が入っていることに気づいたんです。
聞いてみると、最初は、雑音が入って、女の笑い声、そして『エリーゼのために』が流れて、中途半端なところでブツって切れるんです。
友達とか隣にいても、かなり怖かったらしいです。
で、次に一人でリビングで勉強してる時に、その留守録を聞いてみたらしいんです。
そのときは、女の笑い声は消えていたらしいです。
すぐ隣にリアル貞子が立っていたそうです。
留守録が終わると、貞子は消えていました。
弟は、今は、家の前に塩を盛って、神棚もどき(まだお札しか貼ってない。これから出来る予定)に毎日お祈りしています。

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