不思議で怖い話

不思議で怖い話

本文の文字サイズ

夜中のお墓に肝試しに行った時のお話

2018/05/30

私が仲良しグループの友人4人と肝試しに行った時の恐怖体験です。その年の夏は気温も高く外に出ることも少なかったので、友人たちを誘って夜に肝試しに行こうということになりました。友人たちも心霊スポットや肝試しは好きな方なので、男4人だけで夜のお墓に肝試しに行くことにしました。
特にこれと言って噂があると言うわけではないのですが、地元の学生の間では幽霊が出るという話を聞いたことがあります。そして夜の12時に問題のお墓に到着したのですが、ただ真っ暗なだけで特に変わった様子はその時点ではありませんでした。肝試しの手順は、まず全員で一番奥にある蝋燭立てに4本の蝋燭を立ててスタート地点に一旦戻り、それをスタート地点から一人づつ順番に一本づつ持ち帰るというものでした。かなりシンプルな内容ですが一人で入るとなると意外と怖さを感じるものでした。じゃんけんの結果私がトップバッターになってしまったので、私から中に入って行きました。蝋燭立てまで続く道は少し入り組んでいて、少し歩くとスタート地点の友人たちを確認することが出来なくなりました。道の両側には沢山のお墓があって雰囲気はどんよりしているように感じました。そして蝋燭立てに辿り着いた私はすぐに蝋燭を取って帰路につきました。すると後ろからガサっと音がしたのですが、少し怖くなった私は小走りで来た道を引き返しました。スタート地点に戻った私の顔を見て友人たちは少し笑いました。その時は私も恐怖感からくる過剰反応だと思っていました。そして二人目も早速スタートして5分程で戻ってきました。その友人曰く帰ってくる中間位で音がしたと言っていました。ですが残り二人は馬鹿にするだけで信じていませんでした。
そして三人目もスタートしてから5分程で戻ってきました。その友人が放った一言で最後の一人以外は凍りつきました。その友人が言うには、帰ってくる途中のスタート地点より少し奥の場所で音がしたと言うのです。私含めて三人共その異変に気づいていました。しかし最後の友人は強がりで、行くと言って聞かないので仕方なく肝試しを続行しました。そしてその友人も5分程で何食わぬ顔で戻ってきました。
そこで全員が安堵して、何も無かって良かったなと言いつつ帰り始めました。すると前の方から一人の男性が歩いて来て、少し異様な雰囲気のその男性を気にはしていましたが、全員がその男性に気付いたのでそこまで深くは考えていませんでした。しかしその男性が通り過ぎざまに放った一言に衝撃を受けました。その男性は「なんで俺が見えるんだよ」と言い、全員が振り返るとそこには誰も居ませんでした。
正直あの瞬間だけは全員が恐怖に凍りついた顔をしていました。後日近くの神社でお祓いを受けて特に何も起きていませんが、その年は少し不運な出来事が多発しました。

にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

よろしければ応援お願いシマス

怖いコミック

  • 変な家
  • 「そして儀式が始まる一年前、あの計画を実行に移したのです」柚希の母・喜江は’家’の過去を語りだした。いまだ片淵家の子孫を縛り続ける、呪われた「左手供養」――。愛する綾乃を救うため...
  • たちよみ

怖い映画作品

  • Another XX ダブルエックス 黒い追跡者
  • 女検死官・水木恭子が犯罪を暴くエロティック・サイコホラーシリーズ第2弾。ふたり組グループによるレイプ事件の調査に乗り出した恭子は、絵夢という少女が事件に関わっていることを突き...
  • 1997年 / 夏樹陽子 SHIHO つぐみ

怖い作品

怖いキーワード