不思議で怖い話

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神様の池

2019/07/15

俺が小学生のときの話なんだけど、
友達の家の近くに池があった。
直径3Mか5Mくらいの、まあるくて小さな池。
その池の周りをぐるりと
なんかしめ縄みたいな縄で囲んであったし、
すぐそばにちっさい祠とかあったから、
たぶん神様の池とかだったんだろう。
そのときは同い年の子3人と、
いっこ上の子1人とで遊んでた。
いっこ上の子の名前がひろあき君、
同い年のこの中の一人の名前がきよたかくん。
何でそんなことしたのかよく覚えていないけど、
なんか自然な話の流れで、
ひろあき君がその池の中に
子供の頭くらいの大きさの石を投げ込んだ。
どっぼーんと大きな音がした。
それとほとんど同時に、
きよたかくんが勢いよく倒れた。
頭から大量の血を出していて、
その近くに少し血のついた石が落ちていた。
たった今投げ込んだ石と
同じような大きさと形をしていた。
その場にいた全員が何が起こったのか全く解らなかった。
俺は倒れてるきよたかくんを暫くじっと見つめていた。
もう一人の同い年の子も崩れるように倒れこんだ
(後で解った事だが、大量の血を見て貧血で倒れたそうだ)
俺はそれを見て我に返って、ひろあき君を見た。
ひろあき君はまだほうけている、
俺は走って友達の家に行き大人の人を呼んできた。
その後のことは実はあんまり記憶にない。
確か大人の人にじっとしてなさいとか
何とか言われてじっとしてた気がする。
救急車が来て
きよたかくんが運ばれていったのを見届けてから、
すぐに俺は高熱を出した。
2日くらい経って大分熱もさがったころ
警察の人が来ていろいろ聞かれた。
きよたかくんは頭蓋骨がわれていて相当やばかったらしいが、
たまたま運ばれた病院に凄い先生がいて助かったそうだ。

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