不思議で怖い話

不思議で怖い話

本文の文字サイズ

誰だお前!?

2019/05/15

霊体験など皆無な自分が唯一体験した不思議な話と、
それを以前オカルト板で話した時に起こったとある事で、少し背筋が寒くなった体験です。
自分が小学生の頃、祖父と二人で映画を観に行きました。
確か『ゴジラvsモスラ』だったような。
祖父が運転する車で映画館まで行き、何事もなくゴジラを観終え駐車場に戻りました。
その駐車場の中を歩いていると、一台のワゴンが自分たちの横をゆっくりと通り過ぎていきます。
何気なく後部座席の窓をのぞくと、
そこには自分とそっくり同じ顔の子供が、同じくこちらの顔をのぞき込んでいました。
正直、かなりビックリしたのを覚えています。
が、例えばそこで、
『その子供がニヤリと笑ったかと思うと、煙が引くようにその姿を消してしまった』
とか続けば、文句なく立派な心霊体験なのですが、自分が体験したのはもっと普通で、
同じ顔をしたその子供も自分のことを見て、『誰だお前!?』という表情で面食らっていました。
数秒間そのまま見つめ合っていたのですが、
ほどなく彼を乗せたワゴンが駐車場を出て行ってしまい、
結局何が何だか分からずじまいでした。
単なる勘違いだとも思ったのですが、
(こういうのは『他人のそら似』ならぬ、『自分のそら似』とでも言うのでしょうか)
自分だけではなく、その相手までお互いの顔を見て驚くあたり、そうは片付けられないような気がしました。
しかし、これがいわゆるドッペンゲルガーと言われるモノなら、
それを見た人間は近いうちに死んでしまう、という事だったらしいのですが、
あれから数年、大学生になった今でも、自分はとりあえず五体満足で生きています。
まあ、人間そう簡単に死ぬもんでもないのよね、といった内容のことを、
『あなたの出会った不思議な体験』スレかなんかで話したのが一年ほど前。
たいして恐くも不思議でもない体験のわりには、何人かの方からレスをもらい、
ちょっとうれしい気分になってたその時、
一番最下にある、自分にあてられたレスを見てちょっとだけゾっとしました。
100 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :01/01/01 00:00 
>>95 
じゃあ、向こうが死んじゃったんだね。

にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

よろしければ応援お願いシマス

怖いコミック

  • 変な家
  • 「そして儀式が始まる一年前、あの計画を実行に移したのです」柚希の母・喜江は’家’の過去を語りだした。いまだ片淵家の子孫を縛り続ける、呪われた「左手供養」――。愛する綾乃を救うため...
  • たちよみ

怖い映画作品

  • 怪奇蒐集者 西浦和也
  • 「怪談」の原点に徹底的にこだわった実話怪談トークシリーズ第5弾「西浦和也」編。「北野誠のおまえら行くな。」シリーズの企画・構成を手掛ける怪異蒐集家・西浦和也。現代の怪奇実話を...
  • 2014年 / 西浦和也 蜃気楼龍玉

怖い作品

怖いキーワード