不思議で怖い話

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トイレの灯りが点いてた

2019/04/03

私が高校生だったときのこと。
9人家族で一戸建てに住んでいました。
朝の七時前後にトイレが込むのは必至。
ある日の夕食時に母が奇妙なことを言いました。
「今朝、トイレの灯りが点いてたから、
『誰か入ってるの?』って声かけたの。
そしたら、『うん』って返事があったんだよね。
その声がS(弟)かT(妹)かどっちか分からなかったから、
『誰?S君?Tちゃん?』って聞いたら、
今度は返事なくて、ドア開けたら鍵かかってなくて誰もいなくてゾクッとした」
それを聞いた家族は、私も含め
「聞き間違いだよw」
「隣の犬の声じゃない?」
と聞き流しました。
それから数日後の朝。
私はトイレに入りたかったのですが、
灯りが点いているのを見て
「誰が入ってる?」
と叫びました。
すると、バサッと新聞を広げる音と共に、
父の声で「おう」と返事がありました。
忙しい時間帯に新聞読むなって言ってるじゃん、
と思いながら、
「早く出てよ!」
と、催促のためにドアノブをガチャガチャしようとしました。
ところがドアはすんなり開き、
中には誰もいませんでした。
気味が悪かったですが、
用を足して学校に行きました。
その日の夕食時に朝の出来事を話したら、
私とトイレの中のやりとりを妹が聞いていました。
「あれ、父さんじゃなかったの?」
家族の声真似をしてトイレに居た何か…。
朝の明るい時でも怖かったです。

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