不思議で怖い話

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兵隊さん

2018/12/20

僕が高校生の時の話しです。
夏休みに、友人Sの家に泊まりに行きました。
たしか時間は夜の11時ぐらいだったと思います。
Sの家に着くと
Sが深刻な顔をして迎え入れてくれました。
僕が
「どしたの?」
と聞くと、Sは首をかしげながら
「まぁちょっと来て」
それで、なんだろ?と思いながらついていくと、
Sの弟の部屋の前で立ち止まりました。
Sがドアをノックしたら、中から
「うわぁぁ!…誰?!」
Sがドアを開けると中には、
Sの弟Tと、その友人が5人程。
輪になって固まったまま
僕ら二人を見つめてます。
なぜか輪の真ん中には木の枝が見えます。
全員僕の中学時代の後輩でした。
その異様な雰囲気に興味がわき、
「おまいらどしたの?」
と僕。
T達に詳しく聞いてみると
〇〇寺に胆だめしに行ってて見たと言うのです。
見たのは6人全員。
6人で寺の中を携帯の明かりを頼りに散策して、
さぁ帰るぞって時に、一人が、
「うわっ!うわぁぁぁ!!」
と絶叫、残りの奴がそいつの見てる方をみると、
道の真横の壁の上に『兵隊さん』が立ってたそうです。
しかも一人だけだと思ったら、
その横にズラーっと足だけが列んでたんだそうです。
最初は僕もこいつらふざけてるんだな?
とか思いながら聞いてました。
が、涙ながらに語る彼らを見て、
嘘じゃ無いのか?
と思ってた矢先にどこからともなく
『ザッザッザッザッザッザッザッザッザッ…ザッ』
全員キョロキョロ
なんだ?今の音?!
おまいらも聞こえたのか?!
と言いたそうな顔
しかしすぐに
『ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ。!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ…ザッ!!』
その場にいた全員が凍りつきました。
2回目ははっきり廊下側から聞こえたんです。
6人は耳を塞いで、口々に
『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…』
念仏の様にわめいてます。
僕もしっかり話を聞いた後だったんで半泣きです。
『ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ。!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!』
何がなんだかよくわからないまま、
とにかく僕もSも手を合わせて祈りました。
こいつらを許してやってください!
勘弁してやってください。
『ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ。!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!……』
…音が消えた?
ふと目をあけるとSも含め全員呆然
後輩の一人がポツリと
「取り返しにきたんだ…」
といいながら視線を下げてます
そう、輪の真ん中にあった枝が無くなってたんです。
誰かが隠した様子もありません。
ただ忽然と消えてたんです。
そこで初めて僕が枝について聞きました。
一人がふざけて持って帰ってきた枝なんだそうです。
〇〇寺には戦死者を奉った
大きなお墓(10mぐらい)があります。
そこに奉ってあった
『はなしば(お墓に供える花無しの木)』
を一本抜いて、それを振り回したり、
その辺りの木を叩いたりしながら寺を歩いてたんだそうです。
そしたら!との事でした…
結局そのあと、全員が一つの部屋に寝る事になったんですが、
とてもじゃないけど僕も眠れませんでした。
朝になり、夜の恐怖も薄らいできたのか、
僕とSは腹ごしらえにコンビニに行く事にしました。
オニギリをかじりながらやっぱり話題は昨日の夜の事。
あれは絶対マジだったよね?
とか言う話になった時に、Sが
「行ってみるか…?」
僕も怖がりだと言われるのがイヤだったので
行く事に賛成。
さっそく行ってみると、やっぱり気持ち悪い。
でも一人じゃないのが心強くて、
ついにその大きなお墓の前まで…
あぁ、そういえばあれか…と
『はなしば』に目をやると…
あったんです
葉っぱのついてない枝が一本まじってました。
間違いありません。
それを見て妙に納得して、
二人そろって手を合わせて帰ってきました。
まぁ、単車まで二人無言&真顔&&競歩ばりの早歩きで帰ったのは
ここだけの秘密でお願いします(笑)

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