お節介な母親
2019/06/18
実家の近所に超貧乏な母娘家庭があって、周りの人達からちょっとハブられてたんだ。でもうちの母親はお節介だから、たまに様子を見に行ったりしててさ、そのうち娘さんが体調を崩したとかいう話があって、しばらくしてうちの母親がまた様子を見に行ったんだけど、鍵がかかってて誰もいない…
2019/06/18
実家の近所に超貧乏な母娘家庭があって、周りの人達からちょっとハブられてたんだ。でもうちの母親はお節介だから、たまに様子を見に行ったりしててさ、そのうち娘さんが体調を崩したとかいう話があって、しばらくしてうちの母親がまた様子を見に行ったんだけど、鍵がかかってて誰もいない…
2019/06/18
風水占いの先生に2年ぐらい前に聞いた話。取材の仕事で訪ねたところ、ヒザに大きな青あざが。「どうされたんですか?」と尋ねると、ちょっと気味の悪い話をしてくれたので書いてみます。某S県の山奥に建設中のホテルは、工事関係者が亡くなるなどトラブルが続くので、「…
2019/06/16
大学に通っていた時友達になった奴がいた。すごくいい奴で、一緒に遊んだこと数知れず。仮にRとする。基本的にノリのいい奴なんだが、遊んでいる最中に「ちょっと抜けるわ」と呟いて、そのまま帰ってこなくなる。最初は「Rが電波受信しましたー!」とか、「ずっ…
2019/06/16
うちのじいちゃんはもう亡くなったけど、医者で太平洋戦争の時は若かったから、(24歳くらい?)軍医というわけではなかったけど、従軍して東南アジアのほうに行ったらしい。もちろん、おもな仕事は兵隊の健康管理や負傷兵の治療で、「少ない医者だったから、みんな大切にしてくれたよ(本人…
2019/06/16
俺の実家は東北の超田舎にあるんだけど、数年に一度(具体的な年月日は省く)村全体で謝肉祭をやるんだよね。その風習?が少し変わっていて、その年に7歳になる子供と16歳以上の未婚の女を別々の籠に入れて、普段は立ち入り禁止になっている山奥の祠?に閉じ込めるの。3日間。…
2019/06/15
数年前に居酒屋のカウンターで、隣にいた初老の男性から聞いた話。私自身は信じてませんが。その男性が唐突に「この太陽系で、なぜ地球にだけ知的生命体が存在するか知ってますか?」と話し掛けてきた。私は無論答えられるわけもなく、その旨伝えると、「ホーキングは素晴らし…
2019/06/13
昔、小学校の担任のF先生から聞いた話。第二次世界大戦中、小学生だったF先生(以下F少年)は、集団疎開でとある田舎のお寺に預けられた。寝泊りにはお寺の本堂の、一番広い部屋をあてがわれていたが、問題はトイレ。ご住職と奥さんは、本堂のトイレを使っていたが、疎開者は別…
2019/06/12
高校1年の2学期に転校してきたK君から聞いた話。今でも気味が悪くて忘れられずにいる。K君が中学の頃、父親がある地方都市に転勤になり、家族全員で引越しすることになった。転勤先の営業所がある都市部に社宅があったそうだが、昔から田舎暮らしにあこがれていたK君の父親は…
2019/06/11
俺がまだガキの頃、家の近所には深い森があった。森の入り口付近は畑と墓場が点在する場所で、畦道の脇にクヌギやクリの木に混じって、卒塔婆や苔むした無縁仏が乱雑に並んでいた。その墓石の行列が途切れると、木々の間に森への入り口が、まるで洞窟の様にポッカリと口を開けてい…
2019/06/11
友達から聞いた話。ある男がアメリカに一人で旅行に行った。期間は1ヶ月くらいの予定だったそうだ。旅の間いろんな所に行って遊んだり、食べたりそれは楽しかったそうだ。1ヶ月くらい経ち、そろそろ旅も終りかというある日、とあるバーに酒を飲みに行った。一人で酒を飲んでいた…
2019/06/09
隣のおじさんに聞いた話。釣り好きな隣のおじさんが沖で夜釣りをしていた時のこと、船の横に4メートルほどの巨大な生物が浮上してきたそうです。夜のことで、姿ははっきりとは判らないものの、ぬめぬめと肌は黒光りし、呼吸音なのか地鳴りの様な音もして、パニックを起こ…
2019/06/09
女住職から聞いた話。子供の頃、夜中に目が覚めてトイレに向かう途中、廊下の磨りガラス越しに、家族では無い誰かが居間の炬燵に入っていた。こちらに背中を向けていたうえ薄暗い常夜灯の明かりだったので、顔はハッキリ見えなかったけれど、テレビの横に置いた達磨の目が、両…
2019/06/09
もう10年以上前に死んだ祖父に聞いた話。霧雨が音もなく降りしきる梅雨のある日、祖父は田んぼに出て作業してた。今でも同じだけど、祖父の家は糞がつくほどの田舎にあり、周囲は田んぼだらけ。隣の家まで100メートル以上は離れてるようなとこだ。祖父がふと顔を上げると、向こう…