不思議で怖い話

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旅館のトイレ

2023/05/27

今から9年前の話なんですが。家族でY口県の旅館に泊まった時の話です。

父が旅館の予約を入れといたはずだったのですが、旅館が1日、日を間違えていて別館の部屋が満室の状態でした。お詫びと言われ従業員が仮眠室として使っている本館の部屋に泊まってくださいと言われ、他の所も取れなかったのでそこに泊まる事になりました。

もともと霊感が強かった母は部屋に入るなり「なんか気持ち悪い部屋」と言ってました。
部屋の場所は旅館の本館の3階にあり、トイレは離れに男女共用の一箇所だけ。

部屋に着いた僕はトイレに行きたくなり、兄と2人で行きました(怖かったので)そのトイレの便器は全部和式で、仕切りの下に10cmほどの隙間が開いており覗けば隣が見える感じでした。
兄が先に用をたして「先に部屋に戻る」と言い、出て行きました。
そのあと直ぐに出ようとしたら、いないはずの隣の便器から「カラン カラン」と紙を取る音が聞こえてきたのです。

兄の悪戯だと思った僕は「やめろよー」って言ったのですが返事も返ってこなく、音も鳴り止まなかったので、下を覗きました。
どこの便器にも人の足など見えず紙を取る音も早くなっていき、僕は怖くなって穴もふかずに出ようとしたらトイレの鍵が開かなくなっていて、いきなりトイレの水が一斉に流れ出しました(多分全部の水だと思います)。

泣きながら必死に鍵を開けようとしていたら、鍵がいきなり開き走って部屋まで行くと、父が青ざめた顔で皆に話をしていました。
聞くと僕が体験した事と同じような事が一階のトイレであったとの事でした。旅館の人にそのこを話すと戦争があったころ本館は全部、負傷した人や死人で一杯だったそうです。

最近何事もなかったので部屋を貸したそうでう。その旅館で撮った写真は全部白い靄みたいなもので埋め尽くされていました。
家族揃ってお払いに行ってきました。今でもその旅館はあるらしいです。

文章が長く下手でごめんなさい。

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