不思議で怖い話

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ばあちゃんがボケはじめた時

2019/06/22

うちのばあちゃんがボケはじめた時が怖かった。
もっとも、痴呆症の初期ってこういう症状はよくあるのかもしれないけど…。
まず、一人で喋る事が多くなった。
「誰と喋ってるの?」
と聞くと、
「○○おじさんが今まで来てたのよ。
…あ、あら?どこに行ったのかしら、今までそこにいたのに」
お約束だが、○○おじさんは数年前に死んでる。
それはまだいい。
夜中に絶叫する。
もう、家中の人間が飛び起きるぐらいの大声で。
駆けつけて訳を訊くと、
「瞼を縫い付けられた男が、押入れの隙間から顔を出していた」
と泣いてる。
ちょっとやめて欲しい。
でも一番怖かったのが、私が真夜中(午前3時前後)にふと目が覚めて
玄関横のトイレに行こうとした時。
真っ暗な玄関にばあちゃんが正座していた。
失神しそうなぐらいびっくりした。
「何してんの!?ばあちゃん」
と訊いたら、
「誰かがね、『開けてくれ、開けてくれ』って言ってるんだよ。
だから鍵開けたんだけどね、待ってても入ってこないんだよ」
開けるなぁぁぁぁ!!!(ちなみに私の家は有名な某霊園の近所)
今のばあちゃんは完全にボケてしまって、ほとんど言葉を発する事もないです。

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