不思議で怖い話

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怖い話が好き

2019/04/26

私は基本的にオカルト大好き、でも自分は霊感なしで、
仲良くなった人と怪談話で盛り上がるのが好きでした。
この話は、今まで生きてきて一番怖かった話です。
友達の紹介で知り合った男性(Aくんとします)と仲良くなり、
二人で度々会うようになりました。
といっても、ファミレスでくだらない話を何時間もする、
という類のものだったんですが。
ある日、何かの話の流れで
「幽霊とか見たことある?」
とAくんに尋ねました。
するとAくんは
「幽霊とか信じてるの?てか、自分は見たことあるの?」
と、なぜか真剣な顔で返してきました。
あ、もしかして失礼だったかな、と思い、
「私は全然見えないよ、ただ怖い話が好きなだけ」
と正直に答えました。
するとAくんは、
「信じてもらえなくてもいいけど、俺は見えるよ」
と答えました。
それからAくんは、私がどうしてもと聞く時のみ、
自分が見たことのある霊の話をしてくれるようになりました。
そんなある日、私は
「Aくんが今までで一番怖かった話を聞かせて」
と言いました。
Aくんは
「それは教えられない」
と、決してその話をしようとしませんでした。
そう言われるとどうしても聞きたくて、
Aくんに会う度、話して話してとせがんでいました。
そんな私に根負けしたのか、とうとうAくんは私に話してくれました。
「今まで自分が見て一番怖かった霊は、自分だよ」
って。
Aくんは両親や兄弟、仲の良い友達、
そして自分の霊を見たことがあるそうです。
(もちろん皆さん健在)
それも、今現在の姿ではなく、年老いた姿で現れ、
「俺(私)は、○○歳で死ぬ」と呟いて、そして笑うそうです。
もちろんこの話は怖かったのですが、私にはとても信じられる内容ではありませんでした。
ただ、一つ気になることがありました。
そして、それを聞かずにはいられませんでした。
「もしかして、私もきた?」
Aくんは少しためらった後、頷きました。
すると、私たちが肘を置いていたテーブルがガタガタと震え始め、グラスの水が揺れていました。
(地震!?と思って周囲や地面を見たけど、私たちのテーブルだけ)
しかも肩が鉛を背負ったみたいに重くなっていって、体が全然動かなくなりました。
「今もいるんだよね、○○ちゃんの隣に○○ちゃんが。だから言いたくなかったのにな」
もうね…今思い出しても本当に怖いです。
その時痛感したんですけど、
怖い話や幽霊話が大好きって言いながら、全然信じてなかったんでしょうね…。
もちろんAくんの話も。
それから色々あって、今はAくんとは全く連絡とってません。
てか、これ打ち込んでたら部屋中がピシピシいいまくってます(汗)

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