不思議で怖い話

不思議で怖い話

本文の文字サイズ

女性の霊と夢の中で対話

2018/08/27

あれは、今から12年前の大学生の時の体験です。
大学入学に当たり、アパートで一人暮らしを始め、2年近くが経過した9月も後半の晩夏の時期でした。
もともと、霊感が一人少し強い方でしたが、前日に友人3人と心霊スポットめぐりをしていました。本当は、そういう類の事をしてはいけないという事は分かっていましたが、どうしてもという友人の要請に乗っかり、深夜のドライブに行きました。
そこで、あるトンネルに差し掛かったところ、一瞬にして記憶が飛ぶほどの強い圧力を感じました。そして、気が付くと、家に帰るルートに入っていて、あと少しで家に着くところでした。
その間約1時間で、この1時間の間自分が何をやっていたのか聞いたのですが、何か良く意味が分からないことを一人で話していたと言われました。
何の記憶もないことを伝えると、1時間ほとんど一人でしゃべってたのに記憶がないっておかしすぎると言われました。でも、全く記憶になく、その夜は風呂に入ってそのままベッドで倒れるかのように寝てしまいました。
そして、次の日からです。
部屋の片隅に女性の顔が浮かび上がるようになったのは。何か用があるわけでもなく、ただひたすらこっちを見ている感じで、何となく、恐怖を感じていました。
そして、その女性が表れるようになってから、2週間近くが過ぎると、夢の中に女性が出てくるようになり、助けてほしい、見つけてほしいとお願いされる夢を見続けました。
それを、地元出身の友人に伝えると、ちょうど心霊スポットとして行ったところで、最近女性が一人行方不明になっていると言われました。見つけてあげたいとは思ったのですが、その近くに行くだけで記憶が無くなってしまう恐怖心があり、どうしても行くことができませんでした。
それでも、友人を通してちょっとした手掛かりを見つけると、警察に通報して、遺体として彼女が見つかりました。遺体として、見つかると、また夢の中に出てきて、お礼を言われました。
色々怖すぎて、どうしてそうなったのかと言う理由も聞けず、新聞を見る勇気もなく、遺体回収後1か月近くが経過した時、犯人が捕まったと友人から聞き、ほっと胸をなでおろしました。犯行理由は、振られた腹いせにという何とも身勝手な理由で、何ともやるせない気持ちになりました。
今では、その女性が部屋の片隅に表れることも、夢に出てくることもなくなりましたが、はっきりと記憶に残っているほど、強烈な体験でした。

にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

よろしければ応援お願いシマス

怖いコミック

  • 変な絵(コミック)
  • 【シリーズ累計120万部突破! 『変な家』の著者・雨穴の最高傑作を完全コミカライズ!】今野優太が保育園で描いた母の日のプレゼント用の絵。そこには、微笑む直美と優太、そして二人の住...
  • たちよみ

怖い映画作品

  • 怪奇蒐集者 西浦和也
  • 「怪談」の原点に徹底的にこだわった実話怪談トークシリーズ第5弾「西浦和也」編。「北野誠のおまえら行くな。」シリーズの企画・構成を手掛ける怪異蒐集家・西浦和也。現代の怪奇実話を...
  • 2014年 / 西浦和也 蜃気楼龍玉

怖い作品

怖いキーワード